クレジットカード現金化、悪質業者の手口を暴露します!
クレジットカード現金化業者の中には、悪質業者が少なくありません。
悪質業者は、どのような手口で悪事を働いているのでしょうか。
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悪質業者の手口は低レベル
クレジットカード現金化業者の中には、悪質業者が多いものです。
もちろん、優良業者もたくさんあるのですが、中小の業者群を見た時、悪質業者の多さは無視できません。
では、それらの悪質業者は、どのような手口を使ってくるのでしょうか。
被害の多いものを挙げてみると、
- 情報の詐取
- 恫喝
- 詐欺
が挙げられるでしょう。
技術の進歩と共に、犯罪もどんどん高度なものとなってきており、最近では非常に難解なサイバー犯罪も多くなってきました。
しかし、クレジットカード現金化における犯罪では、そのような高度な犯罪はあまり見られず、ほとんどは原始的なものとなっています。
では、上記の3種類の犯罪について見ていきましょう。
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情報の詐取
情報の詐取とは、クレジットカード現金化のために情報の提供を受ける際、本来必要ない情報も含め色々な情報を取得するというものです。
一般的に、クレジットカード現金化を利用するには、名前、電話番号、メールアドレス、希望金額、連絡希望の時間帯などをフォームに入力して送信し、その後業者の連絡を受け、本人確認などを行なっていきます。
しかし、悪質業者の中には、申し込みの際の入力フォームにおいて、本来必要ない様々な情報を求めてきます。
例えばクレジットカードの暗証番号、セキュリティーコード、家族の連絡先などの情報を求めてきます。
クレジットカードの暗証番号を求めてくる場合、それによって得られた情報によってクレジットカードを不正利用に使うためです。
クレジットカードを利用するためには、カードが手元になくとも、クレジットカード番号、暗証番号、有効期限、セキュリティーコードがあれば、それを入力することで、ネットなどで買い物をすることができます。
したがって、クレジットカード現金化の際に、それらの情報を入力してしまったために、クレジットカードを勝手に使われてしまい、身に覚えのない請求を受けることになります。
また、クレジットカードの暗証番号などの情報でなくとも、あらゆる個人情報を取得し、その情報をブラックマーケットで売ることで利益を得ている業者もあります。
クレジットカード現金化を利用している人の情報は、いわば現金化以外にお金を借りる方法がない人であり、お金に非常に困っている人です。
そのような人の情報を闇金業者などが買取り、「お金を貸しますよ」などと電話をかけ、陥れようとしてくるのです。
このように、悪質な現金化業者は、自社を利用した顧客情報を、闇金業者などに流して利益を得ています。
闇金業者にとっては、そのような顧客情報は貸し付け先として有望であり、お金を出して購入する価値があるのです。
入力フォームに入力する際、人に教えてはいけないとされている情報、例えば暗証番号などの情報を求められているならば、その業者は悪質業者だと断定し、利用しないようにしましょう。
もちろん、電話を通して利用を進めていく際にも、おかしな情報を求められていると感じたら、その場で電話を切って構いません。
恫喝
恫喝とは、利用者を怒鳴りつけたり、高圧的な態度で接したりすることです。
例えば、現金化を利用したいと思って連絡した人が、電話口で業者から色々なことを聞かれていくうちに、ヤバそうだと思って断ろうとしたところ、高圧的な態度で迫られて本来不要な情報を提供してしまったり、「キャンセルするならキャンセル料を払え!」と怒鳴られて払ってしまったり、非常に悪い条件で利用させられたりするのです。
そのような電話は、さっさと切ってしまえばいいのですが、中には恫喝されたときにびっくりしてしまい、思考が正常に回らなくなってしまうこともあるのです。
もし恫喝されたときには、その場で電話を切り、折り返しの電話も一切無視してください。
業者にとっては、恫喝して電話を切られ、連絡が取れなくなるパターンには慣れっこですから、すぐに電話はかかってこなくなります。
このようなトラブルが起こったときは、冷静に、常識的に判断することが大切です。
そもそもサービス業において、提供者が利用者に対して利用を迫ったり、恫喝したりすることはありえないことで、そのようなことをやっている業者がまともであるはずがありません。
また、キャンセル料を支払えと言ってくるのもおかしなことです。
業者側は、
などと言ってくるでしょう。
もっと悪質な業者になると、
などと怒鳴ってくることもあるでしょう。
しかし、その段階ではまだ申し込んだだけの状態であり、契約したわけではありません。
本来ならば、「中途解約の場合には〇%のキャンセル料が発生します」などの項目を盛り込んだ契約を結んだ時にだけ、その契約を解約・キャンセルするときにキャンセル料が発生するのです。
まだ申し込んだだけの状態であり、内容の説明を聞いていくうちにキャンセルしたくなっただけなのですから、キャンセル料を支払う必要は全くありません。
どんなことを言われても支払う必要はないので、電話は切って構いません。
訴えられはしないか?などと考えるのは、考えすぎです。
などと言ってくる業者もあると思いますが、
とでも言って電話を切れば問題ないでしょう。
所詮、そのような違法業者が警察に出られるはずはありません。
詐欺
これがいちばん多い被害でしょう。
最初に解説した「情報の詐取」も詐欺の一種と言えますが、ここでいう詐欺は約束の金額を支払わない、全く振り込まないなどの詐欺行為を指します。
最も多いのは、約束の金額を支払わないというものです。
最終的な支払金額を曖昧にしておくと、この被害に遭いやすいです。
いくつかのパターンを見ていきましょう。
還元率を伝えない
悪質業者の中には、「業界最高水準 最大還元率98.8%!」などと表示し、利用額ごとの還元率を表示していない業者があります。
それを見た時、人によってはいくら利用した場合でも98.8%が適用されると思ってしまうことがあります。
そして、10万円の利用で9万8800円がもらえると思っていたところ、振り込まれた金額は5万円であったため、
などとクレームをつけると、
などと言われてしまうのです。
「そんなの聞いていない」と抵抗しても、聞かなかった方が悪いと言わんばかりに、「そのような仕組みになっているので・・・」などと言われておしまいです。
手数料でごっそり持って行く
利用額ごとの還元率を表示しているものの、異常に高い手数料を差し引くという手口の業者もあります。
例えば、30万円の利用では還元率96%と記載されていたとします。
それを見ると、30万円現金化して28万8000円を受け取れると思う人も多いものです。
しかし、実際に利用してみると、これも15万円くらいしか振り込まれておらず、クレームをつけると、
などと言ってくるのです。これも、「聞いていない」と言ったところでどうにもならない問題です。
一部しか振り込まない
一部しか振り込まないという悪質業者もあります。
賢明な利用者は、業者に対して、
などと確認を取ります。
しかし、「それで間違いありません」と答えた業者が、約束した金額の半分や数分の一だけ振り込んでくることがあります。
当然クレームにつながるのですが、
などとしれっと言ってくるのです。
次回の支払い期日はいつと確認を取ったところで、おそらく無意味です。
そのような業者で、2度目以降の支払いが行われるとは考えにくいです。
全く振り込まない
最悪のパターンが、全く振り込まないというものです。
業者に申し込みをし、良い条件で利用できることを確認し、業者指定の商品をクレジットカード決済で購入し、振り込みを待つのですが、一向に支払われないのです。
電話で確認すると、「振込は〇営業日以内になります」「振込は〇月〇日です」などと言われ、そのまま連絡が取れなくなります。
被害に遭ったら泣き寝入り
クレジットカード現金化の利用は、全て自己責任で行うことになります。
悪質業者によって情報を横流しされないためには不要な情報を提供せず、恫喝されたら電話を切り、詐欺被害に遭わないように最終的に受け取れる金額と期日をしっかりと確認しておくのです。
クレジットカード現金化を利用して被害に遭った場合、警察や弁護士に相談することもできます。
利用の際に声を録音しておいたり、送付されてきたダイレクトメールを保管しておくことによって証拠を揃えれば、業者を摘発することができるでしょう。
しかし、業者をそのように訴えたところで、業者が逮捕されれば胸がすく思いはするでしょうが、金銭的な被害を回復することはほぼ不可能です。
このような詐欺被害に遭い、被害者が業者を訴えた時には、業者の口座が凍結され、そこから被害者に被害額が弁済されます。
ただし、その前に業者が別口座にお金を移している場合には、弁済を受けることはできません。
多くの悪質業者では、口座が凍結されるリスクを十分に知っているものですから、
凍結されないようにこまめに安全な口座に移したり、現金として保管したりしています。
よくあるのが、第三者の口座を買い取り、そこに移しておくという方法です。
したがって、一旦被害に遭ってしまった場合には、それを取り戻すことはできません。
また、訴えない方が良いとも言えます。
もし、「現金化をして被害に遭った」と警察などに相談すれば、クレジットカード会社にも情報の照会が行われるため、クレジットカード会社はその人が現金化をしたことを知ることになります。
そうなると、クレジットカード会社は利用規約違反を問い、クレジットカードの利用停止、さらには利用額の一括返済を求めてくることになります。
クレジットカード現金化で何十万円も利用しているならば、一括返済など不可能でしょう。
つまり、滞納となり、個人信用情報には金融事故履歴が載ってしまうことになります。
ですから、クレジットカード現金化被害に遭ったとしても、どこにも相談できないケースが多々あるといえます。
これを知っているからこそ、悪質業者の手口も大胆なものが多いのでしょう。
実際に被害に遭ってしまった場合には、泣き寝入りすることになると覚悟してください。
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どう対処する?
では、どう対処していけばいいのでしょうか。
対処方法は、
- 悪質業者を見極める
- 利用の際には証拠を押さえる
の二点です。
まず、業者ホームページの記載、会社情報を洗えば、悪質業者はかなりの精度で特定することができます。
詳しいことは別記事を読んでもらいたいのですが、悪質業者のホームページは還元率やキャンペーン情報、入力フォームの項目などがおかしいことが非常に多いのです。
会社情報にしても、代表者名が名字だけであったり、住所を調べると実在しない住所であったり、マンションの一室で経営していたりすることから、悪質業者の可能性が高いと判断することができます。
このほか、業者に問い合わせた時の対応でも、見極めることができます。
色々と詳しく聞いた時にまともな対応ができなければ、悪質業者の可能性が高いです。
そして、
などとしつこく聞き、業者の発言は全て録音しておきましょう。
そのように詳しく聞いた時、曖昧にしようとしたり、しどろもどろになる業者は悪質業者です。
また、業者が言った通りの金額を払わなかった、言った通りの時間に払わなかった場合にはクレームをつけることになりますが、「そんなこと言ってませんよ」などと言われる可能性があります。
その際には、「録音してるんですけど」などと言えば、業者は「こちらの手違いでした。すぐ振り込みます」などと言ってくる可能性が高いです。
業者としても、悪質なことをしている自覚はあります。
また、録音までしているとなると、クレジットカード会社の利用規約などとは無関係に、本気で警察に訴える可能性があると考えて、穏便に済ませようとするものなのです。
もちろん、業者の中には、「録音なんか知らない。警察に言いたけりゃ言えよ。犯罪?そんなの分かってやってんだよ!」などと言われるかもしれません。
このような業者が一番厄介で、泣き寝入りしなければならないでしょう。
しかし、このような業者は、業者の見極めの際に簡単に排除できる相手でもありますから、あまり心配する必要もないでしょう。
まとめ
本稿を読めばわかると思いますが、悪質業者の手口はレベルの低いものばかりです。
ちょっと冷静に考えればおかしいとわかる方法を仕掛けてきます。
しかし、一部の高度な犯罪を除き、多くの犯罪はこのようなものかもしれません。
迷惑メールの文面などを見てみても、ほとんどが数打ちゃ当たる方式のやり方なのです。
こんな手口に騙されるはずないだろうと、普通の人なら思うのですが、1000人に1人でも騙されてくれれば、業者は儲けられるのです。
クレジットカード現金化にしても、これだけ現金化の知名度が上がった今では、業者ホームページには毎日数百、数千というアクセスがあるでしょう。
その中で数人が騙されてくれれば、それで業者は数十万円、数百万円と売り上げることができるのです。
こう考えれば、普通の人は騙されるものではないのですが、騙されてしまう人がいるのも事実です。
特に、お金に本当に困っている人は、藁にもすがりたい思いですから、少々おかしなところがあっても気づかずに利用してしまうことが多いようです。
皆さんも、現金化を利用する際には冷静に、慎重に調べてから利用してください。
それさえできれば、悪質業者から騙される心配はほとんどありません。