還元率等の条件が良すぎる現金化業者には注意しましょう
クレジットカード現金化業者を選ぶとき、還元率を見て選ぶ人が多いです。
しかし、還元率は見せかけだけのことも多いため、それだけで判断すると、悪質業者を利用してしまう可能性があります。
うまい話には裏がある
クレジットカード現金化業者を何社も見ていくと、あることに気が付きます。
それは、クレジットカード現金化業者はそれぞれ異なる還元率を設定しているということです。
貸金業者ならば、「年利は最大〇%まで」といった形で、法的に規制されているものですが、クレジットカード現金化では「還元率は〇~〇%の範囲で決めるべし」などの規制はありません。
だからこそ、ある業者は10万円の利用で還元率が80%、またある業者では同様の条件で85%というように、利用条件が異なるのです。
そして、中にはかなり高い還元率を表示している業者があります。
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実際の例では、利用額ごとの違いを記載せず、「還元率最大98%!」などと記載しています。
話がうますぎると思ったら注意すべきであるというのは、あらゆることについて言えることなのですが、クレジットカード現金化においても、還元率が高すぎるというのはうまい話であり、その場合には注意が必要です。
還元率98%などと記載し、利用額ごとの還元率が書いていない場合、クレジットカード現金化に関する知識がほとんどない人は、非常に良い条件で現金化できるように思ってしまうこともあると思います。
しかし、これはほとんどの場合、ウソの記載です。
まず、利用額ごとに還元率が変動しないということはありえません。なぜならば、少額の利用で高還元率を適用してしまうと、業者は赤字になるからです。
したがって、高還元率になると思って利用しても、実際には「あれは100万円以上ご利用の場合のみです」と言い逃れをされたり、「手数料がこれだけかかります」などと勝手に差し引かれたりして、結局は非常に低い還元率になってしまいます。
また、色々聞いていくうちに、実際には高還元率にはならないと感じてしまっても、「もう申し込んでいるので、もし利用しないならキャンセル料として〇%払ってください」などと言われると、「キャンセル料を支払って全く現金化できないより、還元率が悪くても現金化できたほうがマシだ」などと考えて、利用してしまう人も少なくありません。
もちろん、利用額ごとの還元率を記載しており、それぞれの場合の還元率が非常に高くなっているケースもあります。
このような高還元率を記載して利用者を誘い、実際には還元率を低くするという手口は、悪質業者によく見られるものです。
ですから、「うまい話には裏がある」と考えて、最初からそのような業者は除外していくのがポイントです。
こんなうまい話もある
また、逮捕された現金化業者の中には、良い条件でのクレジットカード現金化に見せかけて、実際には闇金だという場合があります。
実際のケースを見てみましょう。
ある闇金業者は、クレジットカード現金化に見せかけて営業していました。
その業者では、信用情報に問題がある、多重債務者を対象にクレジットカード現金化を持ち掛け、85%で現金化するとしていました。
85%といえば、優良業者並の条件ですから、利用者は美味しい話だと思って話に乗りました。
原価数十円の天然石を数人の利用者に690万円分購入させ、手数料として110万円を差し引き、580万円を支払いました。
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当然、利用者は天然石を買ったことでキャッシュバックを受け、現金化したものと思っていたのですが、実際に支払われた580万円は貸付けだったのです。
闇金業者による貸付けですから、かなりの高金利で貸し付けていたのでしょう。
その業者は2年半で1500万円の利益を上げたとされています。
もちろん、この利益に元金は含まれませんから、おそらくトイチくらいでの貸付けであったと思われます。
このように、現金化業者を装った闇金業者も存在しているのです。
悪質業者に気を付けよう
クレジットカード現金化業者を選ぶときには、「還元率が高すぎる」ということから悪質業者と判断するのが一つの方法です。
しかし、還元率がそれほど高くなく、優良業者と同程度の還元率であったとしても、優良業者を装った悪質業者の可能性があります。
上記の闇金業者のようなケースです。
したがって、悪質業者を選ぶときには、還元率が高すぎる・優良業者並であるといったように、還元率だけをもとに判断するのも危険な方法だといえます。
悪質業者を除外していくためには、還元率だけでは不十分です。
それだけではなく、ホームページ全体を見る、キャンペーンを見る、会社概要を見る、住所を調べてみる、電話対応を調べるなど、色々な角度から判断することによって、悪質業者であると判断していく必要があります。
まとめ
悪質業者の中には、超高還元率を表示したり、優良業者並の還元率を表示したりして、利用者を誘ってくることがあります。
優良業者並の還元率の場合、超高還元率ほど疑わしくはありませんし、利用してしまいそうになるかもしれません。
しかし、おいしい話には裏があるものです。
悪質業者を判断するとき、還元率は重要な情報になりますが、それ以外の情報も詳しく調べた上で、利用することが大切です。