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クレジットカード現金化マニュアル

ホームページ更新頻度で見るクレカ現金化業者の安全性

クレジットカード現金化業者のなかには、悪質業者が存在します。

悪質業者の見抜き方はそれほど難しいものではありませんが、中には難しい業者も存在します。

本稿では、そのような業者の怪しい点を実際に見破ることで、悪質業者の見抜き方のひとつの例を提供したいと思います。

クレジットカード現金化が流行する背景

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クレジットカード現金化というサービスは、最近浸透し始めている資金調達法です。

サービス自体はずいぶんと昔から存在していたのですが(クレジットカードの流通からやや遅れて始まりました)、これまでそれほど注目されていませんでした。

なぜならば、クレジットカード現金化を利用せずとも、消費者金融などからお金を借りればよかったからです。

しかし、近年になって貸金業法が改正されてからは、にわかに脚光を浴びるようになってきています。

この改正では、貸金業法に総量規制というものを加えたことによって、利用者は年収の3分の1以上を借りられなくなったのです。

一面では、業者の異常な貸付行為(高金利での貸付や高額の貸付)によって、利用者が破産することを防ぐことができますし、そのほかにも上限金利の引き下げが行われましたから、改正以降に借りる人にとっては色々なメリットがあったと言えます。

しかし、年収の3分の1までしか借りられないということは、逆に考えれば、年収がない無職の人や専業主婦の人などは、どのような事情があったとしてもお金を借りられないということになってしまいます。

無職や専業主婦の人は、年収がゼロであるため、借りることができないのです。

このほか、フリーターや派遣社員といった年収が低い人も、借りられる額の上限がかなり低くなってしまいますから、消費者金融が利用しづらくなってしまいました。

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近年の雇用情勢を見てみると、無職や非正規雇用者の数は確実に増えてきていますから、消費者金融から借りられない、あるいは借りにくい人が増えている現状が分かります。

そのような人たちがどうしても資金を調達しなければならない事情を抱えたとき、どこから資金を調達するでしょうか。

従来では消費者金融から借入をしていたでしょうが、それができなくなったため、クレジットカード現金化業者を利用する人が増えているのです。

クレジットカード現金化は、自分名義のクレジットカードさえあればだれでも利用できる方法であることから、利用者が集まっているのです。

悪質業者の存在

クレジットカード現金化が流行すると、業者は増えて競争も生じ、色々な面で良い影響が表れています。

一昔前では、クレジットカード現金化といえば店舗型の怪しい業者が多かったものですが、今はかなりクリーンになったと言えるでしょう。

また、インターネットの普及に伴い、インターネット上で営業する無店舗型の業者が非常に多くなったため、パソコンやスマホから簡単に手続きができるようにもなりました。

しかし、クレジットカード現金化の流行は喜ばしいことばかりではありません。

クレジットカード現金化の浸透はまだ始まったばかりであり、法的にも整備されていない領域です。

そのため、悪質業者が一定数存在し、警察が取り締まった事例も非常に少ないのです。

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ですから、クレジットカード現金化を利用した時に悪質業者を利用してしまい、被害を受ける人が出ています。

悪質業者による被害の代表的なものは、やはりお金に関するものです。

つまり、

  • ホームページに記載されている換金率より少ない金額しか振り込まれなかった
  • 換金率を勝手に引き下げられた
  • キャンセルをしようとしたらキャンセル料を請求された泣く泣く利用した
  • お金が数回にわたって小分けにして振り込まれた
  • 当日振込の約束だったのに、翌日に振り込まれた
  • お金が振り込まれず連絡が取れなくなった

等であり、そのほかにも現金化には本来必要ないはずのクレジットカード情報を聞き出そうとする、自社では取扱していないクレジットカードだと言って系列店の貸金業者に誘導するなど、色々な被害報告がなされています。

ですから、皆さんがクレジットカード現金化を利用して、満足のいく結果を得たいと思うならば、何としても悪質業者を避けなければなりません。

クレジットカード現金化業者を二種類に分けるならば、「悪質業者」と「それ以外の業者」に分けられるほどのものですから、ともかく悪質業者を避ける必要があるのです。

そこで、当サイトでは色々な角度から悪質業者の見抜き方を紹介しています。

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悪質業者にも色々で、ツッコミどころ満載の悪質業者もいれば、巧妙な悪質業者もあります。

前者は簡単に避けることができるでしょうが、後者はなかなか避けがたいものです。

分かりやすい悪質業者の事例はこれまでにも取り上げてきましたので、今回は分かりにくい悪質業者の事例を取り上げていきたいと思います。

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控えめな業者W

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今回取り上げる業者は、Wという業者です。

この業者は、インターネット上でのみ営業している業者であり、キャッシュバック方式での現金化を行っています。

他の業者に比べて、ランキングサイトなどでの露出が少ない業者であることから、名前を聞いたことがないという人も多いかもしれませんね。

なぜこの業者が悪質ではないと感じてしまうのかといえば、それはひとえに控えめだからでしょう。

後述する通り、詳しく見ていけば悪質業者である可能性が非常に高いと分かるのですが、一見するとそうとは分かりません。

多くの悪質業者は、非常に華々しい宣伝を行っているのに対して、業者Wは控えめなのです。

多くの悪質業者に見られる誇大広告とは、例えば

  • 業界最高還元率98.8%!!
  • 顧客満足度No.1!!
  • リピート率No.1!!
  • リピート率95%!!
  • 創業以来クレーム0件の実績!!

などというものです。

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こんなものを見せられても、信じる人は少ないでしょう。

悪質業者も多い閉鎖的な業界で、顧客満足度やリピート率に関するデータはなく、したがって比較のしようがないのですから、根拠のない宣伝と言えます。

根拠のない宣伝をしているような業者が信用に値するはずはありませんから、悪質業者の可能性が高いと考えて切り捨てることも可能と言えます。

リピート率にしても同様です。

恐らく、世間一般で顧客対応が良いと言われている超優良企業でも、95%などという非常に高いリピート率はあり得ません。

その商品を独占販売しているような状況でもなければ、あり得ない数字なのです。

しかし、恥ずかしげもなく95%などと主張しているのですから、怪しいものです。

創業以来クレームゼロと主張する業者もありますが、これもあり得ません。

クレジットカード現金化というグレーゾーンの商売では、顧客の勘違いや業者の説明不足が起こりやすいものであり、他の業界に比べてクレームは発生しやすいものです。

それなのに、クレームゼロと言っているのですから、明らかに嘘ということが分かります。

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ところが、業者Wの宣伝は非常に控えめです。

トップページの一番上の目立つ箇所には、大抵華々しい宣伝がなされているのですが、極めて控えめに

  • 親切丁寧だからとっても安心!!!
  • 利用者の75%がリピーターのお客様!
  • 最短5分でお振り込み!キャッシュバック率95%

と書かれています。

したがって、宣伝文句から怪しさを感じ取ることはできません。

このほか、悪質業者の特徴として、会社概要の記載が不十分ということが挙げられます。

会社概要は会社の名刺のようなものであり、基本的な情報が書かれていなければなりません。

会社名や代表者名はもちろんのこと、所在地や連絡先などは確実に記載されていなければならないのです。

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悪質業者は、会社概要が不十分であることが非常に多いです。

代表者名が記載されていなかったり、苗字だけ記載されていたり、所在地が記載されていないということがよくあるのです。

しかし、業者Wの会社概要を見てみると、代表者名はきちんと書かれていますし、販売責任者名も書かれています。

所在地も記載されていますし、電話番号なども記載されています。

したがって、会社概要から怪しい点を見抜くこともできないようです。

しかし、だからといって業者Wをすぐに優良業者と判断するのはまだ早いです。

良く調べていけば、記載に矛盾点が見られたり、健全な点が見つかったりするからです。

怪しい点をあぶりだす!

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では、どこに怪しい点があるのでしょうか。

ホームページの更新頻度が低い

まず、すぐにわかるのはホームページの更新頻度が低いということです。

ホームページの更新頻度が低い業者は、それなりの理由があります。

利用者も多く、人気の業者であれば、色々なキャンペーンを打ち出すものですし、営業が好調であれば評判が高まる高材料もたくさん出てくるものですから、ホームページに新たに記載することが出てくるものなのです。

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したがって、更新頻度も高くなる傾向があります。

更新頻度が低いということは、営業努力が行われておらず、新たに記載すべきことも出てきていない可能性が高いと言えます。

そのような業者は、とても優良業者とは言えないのです。

特に、業者Wの更新頻度の低さには驚かされます。

まず、トップページの一番上で、「2010年度現金化優良店ランキング1位に選ばれました」と書いてありますが、この記事を執筆しているのは2016年10月21日のことであり、もう2016年も終わろうとしています。

2010年度に現金化優良店ランキング第1位に選ばれたとはいえ、もう6~7年前のことですから、ほとんど参考にはなりません。

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また、お知らせ欄を見てみても、更新が2014年1月3日で止まっています。

つまり、もう3年近くも一切更新がされていないのです。

お客様の声を見てみても、全部で119件ある口コミのうち、最後に投稿されたものは2013年4月29日のものとなっています。

つまり、業者Wの交信停止と共に口コミの交信も止まっているのです。

このことから、この口コミは業者Wの自作自演によるものと考えることもできるわけです。

この口コミには、すべて良い口コミしか記載されていませんが、業者の自作自演によるものであれば、それも納得がいきます。

このほかにも、更新頻度の低さを象徴するものがあります。それは「よくある質問」のコーナーです。

貸金業法が改正されたのは2010年6月18日のことであり、上限金利は29.2%から、借入金額に応じて15~20%に変更されました。

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しかし、業者Wでは、

「サラ金やキャッシングで借りるよりも有利なのですか?」

という質問に対し、

「キャッシングやサラ金の金利は29.2%です。また、それに対して、ショッピング枠でリボルビング払いを利用した場合の金利は13.2%で、キャッシングやサラ金の金利の半分以下です。これにWの手数料などを加えても、借り入れを返済するまでに必要なお金の額は、サラ金やキャッシングで返済し続けるよりもはるかに安く済みます」

と回答されています。

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つまり、この質問コーナーが作られたのは2010年6月18日以前、つまり貸金業法改正以前であることが分かります。

そのような質問コーナーでは、古い情報をもとにしているのですから、この質問に対する回答のように、誤った情報が記載されることも出てきます。

これは、利用者にとって非常に不親切なことです。

また、質問を下に進むと、

「違法性はありませんか?」

という質問があります。

この質問に対しては、

「はい、御心配は要りません。(中略)利用者が購入したものからキャッシュバックを受ける行為も、正当な商取引であることは弁護士に確認済みです」

と回答されています。

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つまり、営業に当たっての法的根拠は2010年6月18日以前に弁護士に確認した情報によるものであるということです。

これも利用者にとっては不安の要素があると言えます。

また、クレジットカード現金化に関する法的見解には色々あるため、弁護士によっては合法であるとの見解を得ることは容易でしょう。

したがって、「弁護士に確認を取っています」とは言いつつも、それが本当に安心できることであるかどうかはあいまいであり、それを質問の回答に引用すること自体が不親切であると言えます。

会社概要の悪質性

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ちなみに、業者Wの会社概要からも怪しい点を発見しました。

皆さんはここまでしないと思うのですが、より安全性を追求したい方はやってみる価値があります。

それは、会社概要の情報をインターネットで検索し、怪しい点がないかを確認するということです。

特に、会社概要に所在地が記載されているとそれを信じたくなるものですが、業者の所在地を調べてみると、これが嘘であるということがあります。

実際に、業者Wの住所を検索してみました。

住所は港区某所となっているのですが、そこにはNというマンションが建っています。

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ビルや事務所用の宅地ではなく、マンションに事務所がある時点で少し怪しいのですが、さらにこのNというマンションについて調べてみるとウィークリーマンションであることが分かりました。

このことが、業者Wの違法性を追求する決定打になったと言っていいでしょう。

普通のマンションならば、まだ許容範囲です。

しかし、それがウィークリーマンションであるということは、かなり怪しいと考えられます。

私の推測では、何らかの不都合な事態が起きて業者をたたまなければならなくなった時、ウィークリーマンションならば1週間単位での契約更新になるため、すぐに店じまいができて都合がよいということが考えられます。

店じまい前提で事務所を借りるということが、健全な業者のすることとはとても思えません。

まとめ

現金化業者を選ぶ時には、色々な情報を調べてから判断を下すべきです。

悪質業者の多くはパッとみただけで怪しさが漂っているものですが、中にはそうでない業者もいるものです。

そのような業者を避けるためには、ホームページを細かく調べていき、怪しい点をあぶりだしていく必要があります。

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優良業者ならば、いくらそのような目で見ても納得できる構成になっているものであり、反対に悪質業者ならば、いくら隠そうとしても隠せない悪質性がどこかで見つかるものなのです。

皆さんには、当サイトの記事から勉強し、悪質業者を見破る目を養ってもらいたいと思います。

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