カード換金についての4つの注意点
クレジットカードには数十万円単位、場合によっては百万円以上のショッピング枠がついているものであり、これを現金化する方法は正しく行う方法を知っていれば非常に便利なものです。
しかし、正しい用法で用いることができなければ詐欺にあう可能性もはらんでいます。
だからこそ「カード換金」というとどこか不透明で怪しく、騙されそうなイメージばかりが先行しがちなのです。
ここでは、カード換金の際に詐欺に遭わないための4つの注意点を紹介します。
還元率が高すぎる業者
カード換金の際には、還元率は重要なポイントとなります。
還元率が高ければ高いほどより多くの現金を手にすることができるからです。
仮に還元率が90%の業者を利用したならば、10万円を現金化したときに9万円を手にすることができます。
だからこそ、多くの人が口コミを参照したり、色々な業者のサイトを閲覧して還元率を確認し、できるだけ高い還元率の業者を選ぼうとするのです。
しかし、だからといってあまりにも還元率が高い業者は、相対的に悪徳業者が多いです。
業者としては還元率が低いほど儲けを出すことができます。
そのため、いくら薄利多売をしている業者といえども、他の業者と比較してあまりにも高い還元率を主張し地得る業者は避けておいた方が無難でしょう。
そのような業者の全てが悪徳業者であると断言するわけではありませんが、中には高い還元率で客を釣り、申し込んできた客に対して色々な理由をつけて還元率を下げようとしてきます。
結果的にはその他の多くのカード換金業者の還元率よりも低い還元率で取引をするように仕向けて来るのです。
被害報告の中には、最初は98%と主張していたものが結果的には50%に引き下げられたというものもあります。
君子あやうきに近寄らずで、還元率が高すぎる業者には初めから近づかない方が賢明です。
もしそれでも非常に高い還元率の業者を利用したいならば、会社情報をしっかりと調べ、申し込みに際して電話連絡が行われたときに「実際にいくら振り込まれるか」を明確にしてもらいましょう。
そこで答えを曖昧にしたり、色々な条件を提示して撹乱してくるような業者はおそらく悪徳業者です。
このことと合わせて、現金化後に手数料が別途発生しないこともきちんと確認しておきましょう。
正直な換金率で運営をしているクレカ現金化業者
カード情報は教えない
カード換金の仕組みはしっかりと理解した上で利用すべきです。
もし理解が不十分なうちに利用してしまうと、そこにつけこまれて悪徳業者の餌食になってしまうかもしれないからです。
まず理解すべきことは、カード換金とはあくまでもショッピング枠の換金であり、カードそのものの買取ではないと言うことです。
仕組みを簡単に説明するならば、利用者は業者が指定した商品をショッピング枠を利用して購入し、業者はそれに対して設定している還元率に応じた金額を振り込むと言うものです。
したがって、クレジットカードを業者に送付する必要は全くありません。
もし口車に乗せられてそのようなことをしてしまえば、スキミングなどの被害に会って多額の支払を背負わされることになるでしょう。
同様に、カード番号などのカード情報を教えるのも厳禁です。
カード送付ならば警戒する人も多いでしょうが、カード換金のためという口実でカード情報を聞きだしてくる業者に遭遇した場合、あまり不思議に思わずに教えてしまう人は意外に多いのです。
例えば、申し込み前に電話口でカード番号や利用期限、暗証番号などを聞かれることがあります。
これは悪徳業者の代表的手口であり、一般の業者はそのようなことは絶対にしません。
自分のカードを勝手に使われてしまうことを避けるためにも、カードの送付とカード情報の開示は絶対に避けましょう。
ギャンブル系サイトと提携している業者
カード換金の業者をネット上で探していると、ギャンブル系サイトと提携している業者を見かけることがあるかと思います。
ギャンブル系サイトとは、競馬やパチンコの攻略情報や予想を有料で、しかも多くはデタラメの情報を流しているようなサイトのことです。
有料で優良な情報を流すから、それでひと山当ててはどうかというような口調で話を持ちかけてお金を支払わせようとします。
もし支払いができないと言えばカード現金化と言う方法もありますよ、とさらに畳みかけてきます。
つまり、ギャンブル系サイトと提携しているカード換金業者と言うのは、ギャンブル系サイトを利用する際にお金に困った人がお金を得られるよう、カード換金サービスを行っているのです。
そのようなサイトの中には、「現金化よりもよい方法がある」として高利貸しでのキャッシングを斡旋してくる場合もあります。
このような業者につかまってしまうと大変危険です。
始めはカード換金だけを目的としていたのが、甘い誘いに乗ってしまってギャンブルに方向性が変わってしまい、ついにはキャッシングをするようになり、行きつくところは闇金業者です。
最終的にはとんでもない高金利と高額の借金を背負わされる可能性も無きにしも非ずです。
偶然利用したカード換金業者が、公にギャンブル系サイトと提携していなくとも、そのような話を持ちかけてくることもあります。
その場合には、即座に断って別の業者を当たりましょう。
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契約違約金を請求する手口
最後に注意したいのが、契約違約金を請求してくる悪徳業者がいると言うことです。
これは注意の1にリンクするのですが、まず非常に高い還元率で客寄せを行い、申し込んできた客に対してあれこれと理由をつけて還元率をガンガン下げていきます。
客の多くは最終的な還元率を聞かされて驚き、それなら契約を白紙に戻したいと主張するのですが、そこで悪徳業者は「契約をキャンセルするならば違約金が発生する」という手段に出てくるのです。
もちろん、これは悪徳業者が行っている方法なので、真面目に受け取る必要はありません。本来ならば、契約内容の説明をきちんと受け、双方納得の元に書面を交わして初めて契約は成立するものです。
したがって、業者があれこれと理由をつけて低い還元率を提示してきた時点では契約はまだ締結されていない状態であります。
そこでキャンセルするのは消費者の自由であり、業者には違約金を請求する権利はありません。