クレカ現金化、複数回に分けて振り込もうとする業者には注意
クレジットカード現金化業者の中には、悪質業者が少なくありません。
そのような業者の中には、即日支払いとしておきながら、複数回に分けて払おうとする業者もあります。
見出し
クレジットカード現金化業者の振込対応
クレジットカード現金化を利用する人のほとんどは、お金に困っている人です。
しかも、ただ困っているだけではなく、総量規制の問題や信用の問題から、消費者金融業者などから借りられない人であり、かなり困っている人だといえます。
お金かなり困っていることから、現金化したらすぐに支払ってほしいと思っているものです。
正直な換金率で運営をしているクレカ現金化業者
クレジットカード現金化業者としても、このことは良く認識しています。
だからこそ、現金化業者は自社サイトで、「即日振込!」、「24時間対応!」、「最短5分で振込可能!」などの宣伝をしているのです。
このような、振り込みのスピーディさや便利さに関する宣伝を一切していない業者など、ほとんどないと言ってよいくらいです。
しかし、このような業者の態度には、利用者にとってありがたいものと、ありがたくないものとがあります。
優良業者の場合
優良業者では、利用者のこのようなニーズを「汲み取ろう」と努力します。
利用者はまとまったお金が欲しい、早く支払ってほしいなどと考えているのですから、それに応えるべく、「即日全額支払い」、「できる限り高還元率での現金化」、「できるだけ素早い支払い」という対応を心がけています。
利用者の振込依頼した口座が地銀口座であり、銀行の営業時間を過ぎてからの申し込みであった場合などには、いくら業者の努力があったとしても、銀行のシステムが対応していないため、すぐに振込を受けることはできません。
したがって、翌営業日の朝一番での振込となることでしょう。
しかし、そこに悪質さはありません。
悪質業者になると、以下のような悪質さで利用者を苦しめます。
悪質業者の場合
悪質業者では、利用者のこのようなニーズを「利用しよう」と努力します。
自社の利益を高めるために、利用者をハメようと努力するのです。
悪質業者の思考回路は、以下の通りです。
文句を言ってきても、「その還元率は100万円以上利用した場合だけです」などと言い逃れしよう。
実際には不可能だけど、あくまで“最短”だから、1時間でも10時間でも、最短5分には変わりない。誰も「5分以内」とは言ってないのだ。
文句を言われても、「最も速い場合は5分程度で振込可能なケースもありますが、お客様の条件では5分では不可能です」などと言い逃れしよう。
もし素早く振り込んで欲しいなら、手数料を多めに取って儲けよう。
以上のように、利用者のニーズを満たすように見せかけて利用させ、実際にはあの手この手で自社の利益につなげていきます。
利用者のニーズが満たされることはありません。
もっともいけないのは「分割支払い」
中でも、最もタチの悪い対応は、即日振込と宣伝しておきながら、支払いを分割にしようとするものです。
このような業者を利用した人に話を聞いてみたところ、一部が即日払いとなり、その後支払いはしてもらえなかったそうです。
その利用者の話を紹介してみましょう。
《業者えらび》口コミ、換金率、スピードで比較
分割払いの被害の例
Tさんは、ある悪質業者を利用してしまいました。
お金に困っていたため、即日で、超短時間で振り込んでくれる業者を選びました。
業者の説明によると、20万円の利用で、還元率88%から色々な手数料を引かれ、最終的に80%の還元率になるとのことでした。
しかし、16万円振り込まれるはずが、Tさんの口座には8万円しか振り込まれていませんでした。
当然、Tさんはお金に困っていたのですから、
とクレームを入れました。しかし、業者は何も悪いことをしていないといった感じで、
と言われたそうです。
そして、
とのことでした。
そこでTさんが、
と聞いたところ、
とのことでした。
しかし、1週間以上たっても商品は届かず、振込も行われません。
業者に問い合わせても、送ったの一点張り。
と聞いてみても、
などと言われたので、怖くなってしまいました。
結局、業者に連絡してもまともな対応は受けられず、クレジットカード会社からの請求では確かに支払ったことになっており、返済も始まりました。
それとほぼ同時期に、業者との連絡がつかなくなりました。
もちろん、Tさんは残りの8万円を受け取ることはできませんでした。
分割払いは詐欺
Tさんのケースは、分割払いをしようとする業者の典型的な例です。
つまり、
「商品を受け取ってからの支払い」、「●日後に支払い」、「~~のタイミングで〇万円、~~~のタイミングで〇万円、~~~~~で計5回払い」など、もっともらしい理由をつけて分割しようとする
結局、残りの金額も一部しか支払われなかったり、全く支払われなかったりして、うやむやになったり、トンズラされたりするというもの
これは、まぎれもなく詐欺行為です。
利用者はお金に困っており、「即日振込」の宣伝に惹かれて利用しており、サイトには「分割払い」については一切記載されていないのです。
これが、詐欺でないはずがありません。
分割払いのための手口には色々なものがありますが、本質的にはどれも同じであり、できるだけ払いたくないからこそ、支払いをズルズル引き延ばしているのです。
皆さんも、何らかの約束をしており、それがどうしても気乗りしない場合には、なんだかんだと理由をつけてズルズル引き延ばし、うやむやになってしまえばいいと考えることがあると思います。
個人間の、それほど重くない約束ならば、引き延ばし作戦もそれほど責められるものではありません。
しかし、クレジットカード現金化では、それを業者レベルで、お金のやり取りでうやむやにしようとする悪質業者がたくさんいるのです。
有効な対策
利用者としては、たまったものではありません。
このような悪質業者への最も有効な対策は、「利用しないこと」です。
それを言っちゃおしまいと思われるかもしれませんが、当サイトでは、悪質業者の見わけ方をくどいくらいに説明してきました。
悪質業者の手口や特徴は、意外と子供だましのようなものが多いため、ポイントを抑えておけばほぼ100%見抜くことができるのです。
悪質業者を見抜くポイントを抑えている人が、全額即日払いのはずが分割払いにされてしまったなどという、稚拙な手口に引っかかることはほとんどありえません。
その上で、なお有効な対策を挙げるならば、業者との電話でのやり取りの際に、
と聞いてみることです。
この時、優良業者であれば、さも当然のごとく、「その通りです。」と答えるだけですが、悪質業者であれば、あいまいな答え方や歯切れの悪い対応になり、中には、「少々お待ちください」と保留になることがあります。
おそらく、上司に何とごまかせばいいかを聞いているのでしょう。
一括支払いか、分割支払いかといった対応は、取引にあたっての非常に基本的な部分であるため、そこを聞いた時に曖昧に答えたり、即答できないというのは大問題です。
したがって、そのような業者は避けてください。
もちろん、分割払いになることを明言した業者も避けましょう。
この時の会話は、録音しておくことが大切です。
なぜならば、「全額、即日で一括払いです」と明言しておきながら、実際には分割で払おうとし、クレームをつけても「そんなこと言っていない」などと言いだす業者もいるからです。
その時、録音しているから証拠があるといい、とことんゴネる姿勢を持ち、弁護士に相談する、警察に被害届を出すなどと言えば良いでしょう。
クレジットカード現金化というグレーな業界においては、どの業者もトラブルを起こすことを非常に嫌います。
普通は、利用者の無知に乗じて悪質行為を行なっているのですから、利用者から噛みつかれることなどあまりありませんし、噛みつかれたとしても、
などの態度をとり、泣き寝入りに追い込みます。しかし、利用者が録音の上で警察や弁護士に駆けこむなどと言いだせば、業者も考え直す可能性が高くなります。
とはいえ、基本的には、悪質業者を避けて優良業者を利用し、業者と揉めることもなく、スムーズに利用したほうがよいに違いありません。
したがって、確実に即日全額支払いかを業者に聞くのは追加の要素をとしておき、とにかく悪質業者を避けることに注目したほうが、安全に利用することができます。
まとめ
悪質業者の手口は様々で、中には一部だけを即日で支払い、残りは分割で払おうとする業者もあります。
そのような業者を利用すると、高い確率で、その後の支払いをうやむやにされてしまいます。
そのような業者を利用しないためにも、当サイトで悪質業者の見わけ方を学んでいただければと思います。
利用者が文句を言ってきたら、「即日支払いとは『全額を即日支払い』ではなく、『一部を即日支払い』という意味です」と言い逃れしよう。
サイトには「即日払い」と記載しておき、一部だけを即日で払おう。全額即日払いの場合には、手数料を多めに取って儲けよう。