クレジットカード現金化の店舗型の仕組みとは？新幹線の回数券は危ないの？

クレジットカード現金化業者の多くは、インターネット上で運営している無店舗型の業者です。

しかし、いまでも店舗を構えて営業している業者もあります。

このような店舗型の業者は、どのような仕組みで現金化を行っているのでしょうか。

また、店舗型では、現金化の際に新幹線の回数券が利用されることもありますが、そのことの危険性についても解説していきます。

クレジットカード現金化、理解していますか？

クレジットカードさえあれば、誰でも気軽に資金調達ができる時代となりました。

しかし、あまり理解しないまま、あるいはクレジットカード現金化業者のホームページに書いてある簡単な説明を読んだだけで理解した気になって、本当の理解をしないままクレジットカード現金化を利用している人が多いのも事実です。

例えば、クレジットカード現金化について理解している気になっている人が、クレジットカード現金化と貸金業者を混同していることも多いものですし、クレジットカード現金化に利用した料金は、クレジットカード会社ではなくクレジットカード現金化業者に返済しなければならないと思っている人も多いものです。

クレジットカード現金化は、クレジットカードのショッピング枠を利用して資金を調達するものです。

クレジットカード会社が立て替えてくれた代金をクレジットカード会社に返済するものであり、クレジットカード現金化業者からお金を借りるわけではなく、したがって現金化業者に返済する必要もありません。

今や手軽な資金調達法として注目されているクレジットカード現金化ですが、正しく理解していないからこそ手軽に感じているならば大問題です。

クレジットカード現金化業者の中には、悪質業者もあるからです。

ですから、クレジットカード現金化の仕組みはよく理解しておく必要があります。

クレジットカード現金化は、契約する業者によって取引方法が異なります。

多くの場合、インターネット上で運営している業者を利用し、キャッシュバック方式を利用することになるでしょう。

しかし、中には店舗型の業者を利用する人もいます。

本稿では、この来店型の取引の仕組みを理解していきましょう。

来店型ならではの注意点もあります。

店舗型の方式と新幹線回数券の危険性

クレジットカード現金化と言えば、即日現金を手にすることもできる資金調達法ですが、そのためには一定のハードルがあります。

それは、クレジットカード現金化業者との取引が完了し、いざ振り込みとなった時、それが休日であったり、平日でも15時以降であれば、地方銀行などでは入金対応が翌営業日になってしまうということです。

どうしても即日振り込んで欲しければ、より遅くまで対応しているメガバンクや24時間対応のネットバンクを利用することもできますが、地銀の口座に振り込み依頼をする人も多いことでしょう。

地銀の口座しか持っていない人が、15時以降や休日に現金が必要になった時、お勧めなのが店舗型の業者を利用することです。

店舗型では買取方式によって現金化を行っているため、商品を持ち込めばその場で換金され、代金は手渡しで受け取ることができます。

したがって、確実に即日で現金化が可能なのです。

買取方式の仕組みを説明しておきましょう。

買取方式では、クレジットカード現金化業者を訪ねた人に対して、現金化業者は購入すべき品物を指定します。

利用者は指示に従って、指定の商品を購入し、再度現金化業者に持ち込みます。

すると、現金化業者はそれを買い取って現金化を行います。

さらに現金化業者は、買い取った品物を専門の買取業者に転売することによって、利益を得ているという仕組みです。

ちなみに、キャッシュバック方式はクレジットカード現金化業者の大多数を占めている方式ですが、これはまだ歴史が浅い方法です。

クレジットカード現金化の元祖と言えば、店舗に来店して行う買取方式でした。

ネットが浸透する以前から現金化はあったのですが、ネット上の取引ではないことから、当然ながら買取方式が行われていたのです。

さて、昔のままの業態で営業している店舗型の業者では、買取方式しか提供していません。

買取方式は、上記の通りの流れで現金化が行われるのですが、ここで注目すべきは、現金化業者は買い取った商品をさらに買取業者に転売しているという事実です。

買取業者には高額で買い取ってもらってできるだけ多くの利益を出さなければならないわけですが、となると現金化業者が利用者に指定する商品は、当然ながら換金性の高い商品となります。

換金性の高い商品とは、すなわち市場で高い需要を誇る商品です。

需要が高い商品ならば、店頭で売った時に高い回転率で利益をもたらしてくれるため、買取業者も高く買い取ってくれるというわけです。

では、クレジットカード現金化業者から指定される、換金性や需要が高い商品とはいったいどのような商品なのでしょうか。

もちろん、業者によって指定する商品は異なることでしょうが、よく利用される商品は新幹線の回数券、ブランド品、ゲーム機などです。

これらの商品は需要が高く、換金性も高い商品です。

この時、注意すべきは新幹線の回数券です。

新幹線の回数券は、利用者の多い区間であれば非常に高い換金率で換金することができます。

現金化業者が金券ショップなどに転売するとき、人気の区間ならば95％以上の高換金率になることも珍しくないため、現金化の際にも高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。

しかし、新幹線の回数券を利用した現金化は非常に危険です。

上記の通り、新幹線の回数券は非常に換金性が高いことから、クレジットカード現金化に利用されやすいものです。

クレジットカード会社では、利用規約の中でクレジットカード現金化を禁じており、現金化と思われる利用に対して神経質になっています。

そのため、クレジットカード決済で新幹線の回数券を購入している購入者がいれば、クレジットカード会社はその人を調査し、現金化の可能性が高いと判断されれば、利用規約違反として利用停止措置を取ったり、強制解約をしたりするようにしているのです。

このように、新幹線の回数券で現金化をするのは非常に危険なことです。

最も高い換金率を誇っているのは間違いのないことですが、あまりにリスクが大きい方法なのです。

新幹線の回数券を換金して効率的に現金を手にしたとしても、その結果強制解約となり、残債を一括請求などされてしまえば大変なことです。

そうならないためには、おとなしくブランド品やゲーム機、電化製品などを通して現金化を行うべきです。

来店型の業者を利用するにしても、新幹線の回数券を買うように指定してくる業者は避け、その他の物品で現金化を行う業者を利用した方が安全です。

ちなみに、クレジットカード現金化を個人で行う場合には買取方式と類似のルートで現金化を行うことになりますが、この時も新幹線の回数券は絶対に利用すべきではない商品です。

ブランド品などをうまく利用し、できるだけ多くの現金を得ることを目指しましょう。