悪徳業者を徹底分析！～○ん○んクレジット～

クレジットカード現金化業者には、インターネットで調べればわかる通り色々な業者があります。

中には得体のしれない業者もたくさんあるのが現状です。

そのような中でクレジットカード現金化を上手に利用していくためには、悪質業者を避けて優良業者を利用することが大切です。

そこで、当サイトでは悪質業者を選択肢から排除するために、業者の分析記事も手掛けています。

今回分析するのは「○ん○んクレジット」です。

店名を出すと、その業者からのクレームが半端ないので、店名は伏せさせていただきます。

クレジットカード現金化には悪徳業者がある

クレジットカード現金化の利用者は増えており、それに伴って現金化業者の数も増えています。

しかし、現金化の社会的な地位は低く、法律違反であるとか詐欺であるといった情報もよく見られます。

クレジットカード現金化業者のすべてが法律違反や詐欺をしているということはありません。

真面目に営業している優良業者もあります。

グレーな商売であるため、見方によって合法でも違法でもあるということはできますが、これは解釈の問題です。

詐欺は明らかに犯罪ですが、詐欺行為を行なっているのは一部の悪質業者に過ぎません。

一部の飲食店が食中毒を出したからと言って、全ての飲食店が危険というわけはないのと同じように、一部の悪質な現金化業者が詐欺をしているからと言って、全ての現金化業者が危険というわけではないのです。

クレジットカード現金化の存在によって、優良業者を利用することで資金調達を行い、助けられている人も大勢います。

したがって、クレジットカード現金化を利用する際には、悪質業者と優良業者を的確に判断し、優良業者を利用する必要があります。

当サイトでは、悪質業者と思われる業者を見つけた場合には、そう判断できる根拠を挙げて悪質性を追求し、電話を行なって悪質であることを断定するという取り組みをしています。

そのことによって、現金化業界から一つでも多くの悪質業者がいなくなるように働きかけているのです。

そんな私ですが、先日業者情報を調べていたとき、「○ん○んクレジット」なる業者が気になりました。

名前だけは知っていたものの、実際に調べたことはありませんでした。

しかし、最近立ち上げられたらしいクレジットカード現金化業者のランキングサイトで1位にランクインしていたため、ホームページを見てみることにしました。

悪質なニオイの数々

すると、悪質業者においがプンプンするホームページでした。

その理由を列記してみましょう。

ホームページが雑

ホームページを見ると、トップページと申込ページしかない簡素なつくりになっていました。

トップページと申込ページしかないということは、取引の流れを書いたページや換金率を書いたページもありません。

このような簡易的なホームページで営業している業者は悪質業者の可能性が高くなります。

なぜならば、ホームページを充実させて利用者の理解を促していないということは、利用者への配慮の欠如に他ならないからです。

また、悪質であるがゆえにリピーターの獲得ができず、経営が厳しく、ホームページ作成にお金がかけられなかったという可能性もあります。

換金率が怪しい

換金率に関しては、「他社のどこにも負けない換金率！業界最高換金率98.8％」と書かれています。

普通の業者ならば、例えば1～10万円ならば85％、10～30万円ならば88％、30～50万円ならば90％、50～100万円ならば93％、100～200万円ならば95％、それ以上はお問い合わせください、などと段階的に書かれているものです。

そして、小口の申し込み程換金率が低くなるのは常識です。

しかし、○ん○んクレジットでは98.8％であると書かれているだけです。

小口の申し込みでもこの換金率というのはあり得ません。

恐らく、数百万円の利用の際には98.8％を適用するとしておき、実際には小口の利用者には低い換金率としているはずです。

しかしあえてそれを記載していません。

宣伝が嘘っぱち

トップページの一番上には、派手な宣伝が目を引きます。

「利用者数No.1」「換金率No.1」「ユーザー満足度No.1」となっていますが、これらは嘘です。

まず利用者数ですが、現金化業者の全ては利用者数の累計データを公表していないため、他社との比較が不可能であることから、「わが社がNo.1です」といえる根拠はどこにもありません。

また、複数の業者が「利用者数No.1」と主張していることからも、根拠なく独善的な宣伝をしているにすぎないとわかります。

本当にNo.1の業者以外は嘘をついていることになります。

ユーザー満足度についても同じことがいえます。

ユーザー満足度をいかにして調べるかと言えば、通常は利用価値のある統計データを取得するために利用者にアンケート調査を行い、「満足している」との回答をした人が全体の何割かを算出します。

そして、「わが社のユーザー満足度は90％で業界No,1です」などと宣伝します。

しかし、このような統計データを公表している業者はほとんどなく、あったとしてもそのデータの正しさを裏付ける根拠はどこにもありません。

したがって、比較対象がないため「No.1である」という主張の根拠も全くないのです。

「ユーザー満足度No.1」という宣伝も嘘です。

唯一「嘘ではない」レベルの宣伝は「換金率No.1」という点です。

○ん○んクレジットでは98.8％の換金率を提供しており、他社でも98.9％以上の換金率を提供している業者は見当たりません。

しかし上述の通り、換金率についてその他には何の情報も提供していないため、嘘ではないものの信じるに値しない情報であると言えます。

意味不明のキャンペーン

○ん○んクレジットでは、「ただいま換金率5％アップ中！！」としてキャンペーンを行なっています。

「今ならご契約いただいた方全員が対象！換金率5％UPクーポン券プレゼントキャンペーン」と書いてあり、その画像を押すと申込みフォームに飛ぶため、キャンペーンの詳細情報を知ることができません。

おそらくは「換金率が5％上がるクーポン券を提供している」とのことなのでしょう。

しかし、もし98.8％の換金率が本当なのであれば、そのクーポン券を利用することで換金率は103.8％になり、業者は赤字になります。

こんな馬鹿げたキャンペーンがあるはずはありません。

おそらく、「条件を満たしていないから」などという不明瞭な理由で断られるはずです。

古物商許可番号の記載がない

○ん○んクレジットのトップページには、取引の流れが書かれています。

説明の最後には、「つまり、お客様がカードで購入した商品を、買い取って現金をお渡しするってことですね！」と書かれています。

このことから、○ん○んクレジットは買取方式のクレジットカード現金化業者であるということが分かります。

買取方式とは、クレジットカード現金化を申し込んだ人に買うべき商品を指示し、利用者がクレジットカード決済で購入した商品を業者が買取ることで現金化を行うというものです。

業者はその商品を転売して利益を出しています。

このような取引は、古物商に当たります。

利用者の所有する物品を買い取り、転売することで利益を得る商売が古物商です。

古物商を営業するためには、古物商法という法律に則って商売をする必要があり、古物商法を順守することを前提に古物商許可を受けた業者しか営業することはできません。

そして、古物商許可を得たならば古物商許可番号が付与されます。

古物商を営む業者は、ホームページ上に必ず古物商許可番号を掲載する必要があり、掲載しなかった場合には表示義務違反として10万円以下の罰金に科せられます。

○ん○んクレジットは買取方式を行う古物商であるにもかかわらず、古物商許可番号を記載していません。

もし許可番号を取得しているならば、信頼にもつながる古物商許可番号を記載しない理由はどこにもありません。

もしおっちょこちょいで表示していないだけならば良いのですが、無許可営業の可能性もあります。

古物商の無許可営業は3年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰が科せられます。

住所が意味不明

会社情報の住所欄には、「東京都渋谷区…」と書かれています。

しかし、ランキングサイトを見るとおかしな点に気づきます。

ランキングサイトごとに○ん○んクレジットの住所が異っていることがあり、「東京都港区…」「東京都杉並区…」となどの住所が見つかります。

営業所を転々としているようですが特殊な事情から所在地を変えている可能性もあります。

そして「東京都渋谷区…」という住所（実際には詳細な住所）を調べてみました。

ナビサイト「いつもNAVI」によると、東京都渋谷区…とは「○○ハイム」というビルであり、このビルには地下1階に「スナック」、1階に「図書館カフェ」、2階に法人事務所しかありません。

○ん○んクレジットの会社情報によると、会社名はそのまま「○ん○んクレジット」となっていますから、ここに「○ん○んクレジット」とないのはおかしなことですあり、虚偽の住所を記載している可能性があります。

経営理念がおかしい

ついでに言えば、経営理念もおかしい点があります。

○ん○んクレジットの経営理念には「皆様の満足した笑顔を見るのが私たちの最大の喜びです」とありますが、対面でサービスを行うわけでもないのに、どうして満足した笑顔を見ることができるのでしょうか。

せめて「喜びの声を聞くこと」にしておくべきでしょう。

○ん○んクレジットに電話

さて、こんな怪しい業者は中々見つからないので、よい記事になりそうだと胸を躍らせつつ、私は○ん○んクレジットに電話をすることにしました。

受付時間の朝9時に電話をしたところ、誰も出なかったので少し時間を空けて電話したところ繋がりました。

電話の声は男性で、物腰は柔らかいものでした。

電話の内容は以下の通り。

まずここでおかしな点がいくつも見つかりました。

クレジットカードごとに換金率が変わってくるというのは、悪質業者の常とう手段です。

クレジットカードの種類が何千種類もあるというのも、明らかな嘘です。

また、大体のパーセンテージを教えないのはおかしなことです。

健全な業者ならばホームページにおよその換金率を表示しているにもかかわらず、○ん○んクレジットではそれを表示せず、およその換金率も教えてくれません。

換金率をガンガン引き下げてくる悪質業者である可能性があります。

ここで、98.8％の換金率が実際にはあり得ないものであり、引き下げを前提とした数値であることを明言してくれました。

「墓穴を掘ったな」と思いつつ、質問は続きます。

ここで、最近出てきている買取り業者の新形態が登場しました。

従来の買取方式では、利用者が現金化業者に商品を持ち込むというものです。

しかし、最近では配送先を現金化業者に指定する形態も出てきています。

しかも、○ん○んクレジットでは商品を現金化業者ではなく、買取り業者にそのまま送るとのことです。

おそらく買取り業者は系列店なのでしょう。

手間が省けて良いというような口ぶりでしたが、自分で持ち込んで買い取ってもらうわけではありませんし、本当に振り込まれるかどうかも疑わしく思える取引方法です。

もしかすると、購入だけさせられて実際には振り込まれない、などという可能性もゼロではありません。

私は聞くべきことを聞き、「ありがとうございました」といって電話を切りました。

なるほど、古物商許可を受けずに買取方式の運営をする抜け道があるのかと感心させられました。

○ん○んクレジットの言う通り、この形態でしたら古物商番号の記載は必要ありません。

とはいえ、換金率を伝えないこと、曖昧なことばかり話すこと、クレジットカードが何千種類もあるなどと嘘をつくことを考えれば、かなり疑わしいと言えます。

この「何千種類も」というのは「全世界で」ということかもしれません。

日本でもブランドではなく発行元で数えればかなりのクレジットカードがあります。

しかし、日本だけで何千種類というクレジットカードはありませんし、全世界でのことを言っているならば詭弁です。

まとめ

以上のやり取りから、私は○ん○んクレジットが悪質な業者である可能性が高いと判断します。

あくまでも私の判断ではありますが、「優良業者を利用するべき」というのが当サイトの主張であり、そのためには悪質業者の可能性がある業者は避けるべきですから、それなりに有意な記事になったと自負しています。

皆さんの参考になれば幸いです。