クレジットカード現金化の裏ワザとは？

クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を得る「クレジットカード現金化」が、最近広まりつつあります。

それに伴って業者数は増え、それぞれの業者が色々な方法で現金化を行うようになりました。

その方法の一つに、クレジットカードで決済した商品を返品することによって、現金を得る方法があります。

本稿では、この方法を解説していきます。

便利なクレジットカード現金化

クレジットカード現金化には色々な方法があり、現在ではキャッシュバック方式が主流の取引方法となっています。

その他には買取方式という取引も古くからあり、最近広まりつつあるアマゾンギフトによる現金化などは買取方式の亜流と言ってよいでしょう。

クレジットカード現金化は、自分名義のクレジットカードさえ持っていれば、そのカードに残っているショッピング枠を利用して現金を得ることができます。

そのため、消費者金融から借りられない人でも現金を得ることができ、利便性の高い方法となっています。

最近では、消費者金融の審査基準は貸倒リスクを低減するための精度が向上しており、従来ならば借りられた人であっても借りられないという事態も発生しているようです。

また、現在の貸金業者は総量規制の定めの下に運営されており、利用者の年収の3分の1以上を貸し付けることができません。

したがって、無職や専業主婦などの収入がない人や、すでに年収の3分の1まで借り入れている人は新たに借りることができません。

そのような人が緊急にお金を要した時、クレジットカード現金化によってお金を作ることができるのです。

クレジットカード現金化の難点

もっとも、クレジットカード現金化には難点もあります。

それは、手数料の存在です。

消費者金融からの借り入れならば、申請する融資額が承認されれば、その満額を受け取ることができます。

例えば50万円の借り入れを申請すれば50万円をそっくり借り入れることができ、50万円に対して年率約18％の金利で返済していくことになります。

一方、クレジットカード現金化ではこのようにはいきません。

すでに所有しているクレジットカード現金化を利用して現金を得るため、審査の必要がなく誰でも利用できることはメリットです。

しかし、クレジットカード現金化は現金化に伴って手数料を得ることを生業としているため、申請した金額を満額受け取れるということはありません。

例えば、50万円を得たいと考えたとします。

利用する業者の換金率が88％であれば、クレジットカード現金化のためには50万円以上の利用でなければなりません。

88％の換金率を適用したうえで50万円を受け取ろうと思えば、56万8182円の利用となり、この利用額をクレジットカード会社に返済していくことになります。

このように、得たいと思っている金額以上の決済を行い、受け取った額以上の返済を行なっていかなければならないという難点があるのです。

この場合、6万8182円が業者の利益となります。

このほかのデメリットとしては、色々なリスクがあることが挙げられます。

例えば、悪質業者に遭遇するリスクです。

当サイトの記事で勉強していれば、悪質業者を利用してしまうことはないと思います。

しかし、実際に悪質業者に騙されている人も多いのが事実であり、クレジットカード現金化を利用する際には悪質業者のリスクが常にあると考えてよいでしょう。

次に、クレジットカード会社の利用規約違反を犯すリスクです。

クレジットカード会社では、利用規約においてクレジットカードを現金化に利用することを禁止しており、もし露見すればクレジットカードは利用停止となり、最悪の場合には残債の一括請求を求められることもあります。

実際にはそうならないことも多いのですが、中にはクレジットカード現金化業者と異常な取引を行うことによって、クレジットカード会社にばれてしまった人もいます。

残債の一括請求をされれば大変なことになりますから、これもリスクと考えられるでしょう。

このようなデメリットは、できれば避けたいと思うことでしょう。

手数料を払わず、悪質業者に出会わず、クレジットカード会社にもばれないような方法です。

それを可能にするためには、自分でクレジットカード現金化を行うしかありません。

業者を通さずに自分で現金化すれば、手数料の必要はありませんし、悪質業者に遭遇することもありません。

クレジットカード会社に目を付けられるリスクをゼロにすることはできませんが、おかしな業者を利用しておかしな取引をするよりは安全になります。

もっとも、自分で現金化して良い結果を得るためには、知識と時間と手間が求められます。

だからこそ、多くの人がクレジットカード現金化業者を利用して現金化をしているのですが、興味のある人は自分で行うのも一つの手です。

キャンセルで現金を得る？

自分で行うクレジットカード現金化としてよく利用されているのが、換金性の高い商品をクレジットカード決済で購入して転売することで現金を得るというものです。

この方法については、当サイトでも幾度か紹介してきました。

もっとも、この方法は換金性の高い商品を的確に選び、最も高く売れる場所で転売する必要があるため、知識不足のためにうまくいかないことも多々あります。

そこで、多くの人に勧められる方法として、一つの裏技を紹介します。

それは、クレジットカード決済で購入したものをキャンセルすることによって現金を得るという方法です。

この方法は、利用できるお店とできないお店があります。

販売体制や資金管理がしっかりしているお店、例えば大手家電量販店や大手ネットショップなどでは、クレジットカード決済で購入した商品が返品された場合、クレジットカード決済の取り消しを行うことで対応するため、現金を得ることはできません。

利用できるのは、キャンセル処理の手続きが面倒であることから、現金で返金しているお店です。

有名なお店はドン・キホーテです。

ドン・キホーテでは電化製品などの高価なものも取り扱っており、クレジットカード決済ができるお店です。

したがって、ドン・キホーテで買い物をし、それを返品すれば現金が得られるということになります。

この場合、例えば10万円の買い物をしたならば10万円が現金で払い戻されるため、換金率100％で現金化ができるということになります。

この時の注意点がいくつかあります。

まず、返品はできるだけ早めに行うということです。

多くのお店では、返品対応を1週間以内としていますが、これは1週間以上経過すると商品価値が落ちる可能性があるからです。

特に、季節性の商品や流行に左右されやすい商品などは1週間以上も経ってしまうと商品価値が損なわれるものであるため、返品対応をしていないのです。

次に、そもそも返品対応を行なっていないお店や商品もたくさんあるため、間違ってそれを利用しないということも重要です。

ドン・キホーテで購入するにしても、商品によっては「返品不可」とされている商品もあるため、そのような物を間違って購入してしまえば、キャンセルができず現金も得られません。

最後の注意点は、過度の利用を避けるということです。

個人で転売をして現金化をするときにもそうなのですが、常識的に考えておかしいと思える買い物をクレジットカードで行なえば、クレジットカード会社は現金化の可能性を疑うことになります。

例えば、キャンセルで100％の換金ができると知り、100万円の現金を得たいからと言って10万円のテレビを10台購入していたとすればどうでしょうか。

他にも、それまではクレジットカードで買い物などほとんどしたことがない人が、いきなり高価な商品を何十万円分も購入していたならばどうでしょうか。

クレジットカード会社は現金化の可能性を疑い、場合によっては一旦利用停止措置を取り、調査を行うことがあります。

調査の結果、購入したものを何度もキャンセルしていることなどが露見すればクレジットカードは利用停止となり、残債を一括請求されてしまうことでしょう。

以上の注意点を踏まえれば、返品は必ず1週間以内に行い、返品可能なお店で返品可能な商品を対象とし、常識的に考えて無理の生じない範囲内で利用するということことが重要です。

そうすれば、換金率100％で現金化が可能となり、クレジットカード会社にさほど疑われることもないでしょう。

ちなみに、大手百貨店で返品をすると、利用額相当の商品券での対応となることもあります。

現金でほしいと言っても、それは不可能です。

法律上では、お店と消費者の売買が行われた時点で契約は成立したことになるため、お店が必ず払い戻しに応じる必要はないのです。

したがって、商品券での払い戻しという対応は百貨店の好意で行なっていることであり、文句のつけようがありません。

このような場合には、商品券を金券ショップに持っていくのが良いでしょう。

百貨店の商品券は95％以上の高換金率で買い取ってもらえることもあるからです。

キャンセルで買い取ってもらえば、クレジットカード現金化業者よりも高くなることが多いのです。

悪質業者に注意！

最近では、この「キャンセルによる現金化」を提供する業者も出てきました。

キャンセルによって現金化をしたいものの、現金で返金してくれるお店が分からなかったり、近所にそのようなお店がない人を対象とした業者です。

このような業者では、ホームページ上で商品を販売し、キャンセル申請があった場合に現金で返金をするとしています。

つまり、キャンセルによってクレジットカード現金化をしたい人は、インターネットでこの業者を利用することで現金化ができるのです。

中には、初めから現金化を提供することを目的として、ガラクタのようなものを売っている業者もあります

（例えば画像素材を売っているものの、ホームページ作成にはとても使えないようなシロモノであるなど）。

しかし、このような業者はキャンセルによる返金という流れを利用している現金化業者に過ぎません。

したがって、通常の現金化業者を利用した時と同様に、手数料がかかってしまいます。

キャンセル手数料という形で手数料を徴収して利益を得ているのです。

例えば、10万円の画像素材を買い、クレジットカード決済を行った後にキャンセル処理を行うと、12％がキャンセル手数料として差し引かれて8万8000円が口座に払い戻されるというようなことです。

おそらく、キャンセルによる現金化を目的としてこのような業者を利用した時、100％が払い戻されると考えて利用する人もいることでしょう。

しかし、実際にはキャンセル手数料が取られるため換金率は下がってしまいます。

中には悪質業者もあり、そのような業者では法外なキャンセル手数料を請求してくることもあります。

キャンセルによって現金化をしようと思っているならば、このような現金化業者は利用せず、自分で行った方が良いでしょう。

もっとも、その際には方法次第でクレジットカード利用停止のリスクが常にあるため、不安な人はクレジットカード現金化業者を通して安全に取引した方が良いと思います。