【驚愕】換金率25%、アマゾンギフトの悪質業者
クレジットカード現金化の方法の一つとして、アマゾンギフト買取があります。
これは、クレジットカードで購入したアマゾンギフトを、買取業者に買い取ってもらうことによって現金化を行うというものです。
しかし、アマゾンギフト買取業者の中には、悪質業者が多い傾向があります。
本稿では、悪質業者の手口を紹介していきます。
アマゾンギフト買取業者とは?
クレジットカード現金化は、クレジットカードさえあればだれでも資金調達ができるサービスであり、大変便利なものです。
しかし、クレジットカード現金化には、悪質業者も一定数存在しており、悪質業者による被害者も実在するというデメリットがあります。
クレジットカード現金化は、まだ法的に明確な解釈がなされていない領域であるため、警察が取り締まった事例もわずかです。
また、インターネット上で営業することができるため、誰でも参入しやすいことも、悪質業者が増える原因となっています。
クレジットカード現金化にはいくつかの形態があり、主に買取方式とキャッシュバック方式が知られています。
買取方式の派生として最近知られるようになってきているものに、アマゾンギフト買取方式というものがあります。
この方式では、利用者がクレジットカード決済で購入したアマゾンギフトを、業者が買い取ることによって現金化を行います。
アマゾンギフト買取を行う業者は、ここ2年くらいで次第に増えてきていますが、クレジットカード現金化業者のなかでも特に悪質業者が多い傾向があります。
そのため、クレジットカード現金化業者の中でも、アマゾンギフト買取業者には特に注意しなければなりません。
では、アマゾンギフト買取業者は、具体的にはどのような悪質なことを行っているのでしょうか。
当サイトではこれまでに何度かアマゾンギフト買取業者の悪質業者をピックアップしてきましたが、先日特に悪質な事例を入手したため、それを紹介することにします。
正直な換金率で運営をしているクレカ現金化業者
アマゾンギフト買取業者の手口とは
まず、アマゾンギフト買取業者にありがちな手口を紹介しておきましょう。
代表的な手口は、換金率を引き下げるというものであり、クレジットカード現金化業者全般でよく行なわれているものです。
しかし、アマゾンギフト買取業者の場合には、もっともらしい理由を付けて引き下げてくるので、注意が必要です。
悪質業者では、違法な換金率引き下げを行うことも珍しくありません。
まず、ほとんどのアマゾンギフト買取業者では、換金率を一応は表示しておきながら、アマゾンギフトは買取レートが日々変動するため、記載された換金率が必ずしも適用されるわけではない、ということを書いています。
つまり、換金率が記載されているものよりも低くなる可能性もあるということです。
この買取レートというものは、金・銀・プラチナ・銅・小麦・とうもろこし・大豆など、さまざまな商品先物のように、利用者がいつでも確認できるものではありません。
そもそも、レートなどというものは存在していないのです。
そのため、業者が「今日の換金率は80%です」といえばそのレートが適用されますし、業者が「今日の換金率は50%です」といえば、そのレートが適用されます。
結局のところ、業者の裁量でレートが決められているので、毎日60%でもいいということになります。
また、悪質業者になると、たくみに誘導して申込ませようとします。
例えば、「お客様のアマゾンギフトのタイプや金額によっても換金率が変わりますので、まずはお申込みいただいてから、査定を行います」などと言って、申込みをさせるのです。
その上で、「本日の買取レートは70%です」などと伝えます。
利用者としては、ホームページに記載されている買取レートが適用されることを期待しているわけですから、当然納得がいきません。
しかし、キャンセルを申し出ると「すでにお申込みいただいているのでキャンセルはできません」といって拒否し、もっと悪質になると「もしキャンセルされるならば、キャンセル料としてお申込みいただいた料金の20%をお支払いいただきます」などと無理難題を押し付けます。
また類似の方法では、買取レートや必要となる手数料を曖昧なまま取引をすすめ、利用者が想定していた換金率から勝手に引き下げ、引き下げた換金率での買取額を振り込みます。
当然、利用者は料金が少ないため電話をかけるのですが、「ちゃんと利用規約に書いてますよ?(確認しなかったお客さまが悪いんでしょう?)」と言い、全く応じることはありません。
このほか、換金率の引き下げを見てみると、非常におかしなことをする業者、違法行為を行う業者もあります。
それは、手数料とともに消費税を差し引くというものです。
しかし、金券類の売買では消費税はかかりません。
アマゾンからアマゾンギフトを買う時にも消費税はかかりませんし、これを金券ショップや買取業者に売る時もかかりません。
消費税を支払うのは、あくまでもその金券を利用して商品を購入する人だからです。
しかし、悪質業者はどさくさ紛れに消費税も引き下げてきますから、これによって実質的な換金率は8%下がることになります。
しかし、業者にそのことを追求したところで、業者はまともに応じてくれません。利用者側がいくら文句を言おうとも、もう後の祭りです。
悪質業者の実例
今回紹介する業者は、あるアマゾンギフト買取業者です。
仮にAと呼びましょう。
インターネット上でのみ運営している業者ですが、会社概要を見てみると所在地は福岡となっています。
私がなぜこの業者のことを知ったかと言えば、あまりにも悪い口コミが多かったからです。
ネット上のクレジットカード現金化業者は、たとえ悪評が出たとしても、それを圧倒的に上回る自作自演の口コミを流すことで悪評の希薄化を図ります。
しかし、この業者はいい口コミが見当たらず、悪い口コミばかりでした。
悪評は野放しにして開き直って運営し、「騙される奴がわるい」とでも言わんばかりです。
この業者ではどのような悪質な取引を行っているかと言えば、それは他の悪質業者と同様に換金率の引き下げを行っています。
しかし、他の悪質業者ではかなり引き下げた場合でも60%程度の換金率に落ち着くのですが、業者Aでは換金率が25%になったという口コミが複数見られたのです。
これほどまでに低い換金率は、私が2年以上にわたってクレジットカード現金化を調査してきた中で、見た事はありません。
さらに調査を進めるうちに、この業者で25%の換金率を適用され、大損をしてしまった人から直接話を聞くことができました。
その人の話を以下に紹介します。
《業者えらび》口コミ、換金率、スピードで比較
80%台の業者もいくつか見ていたので、とても魅力を感じました。
キャンペーン中でしたから、新規申し込みの場合には換金率が2%アップするということで、それも魅力に感じました。
申し込みをして、身分証明書を提出すると、アマゾンギフトのコードを送るように言われました。
それをチェックしたら買取代金を振り込むとのことでした。
私が利用したのは10万円でしたから、9万6000円もらえるとばかり思っていました。
しかし、振り込まれたのはたった2万5000円でした。
何かの手違いだろうと思って電話すると、手違いではないと言います。
聞いてないと言っても、『お客様がお聞きすればお伝えしましたが』と言われました。
それでも、ホームページと明らかに違う数字だし納得いかないというと、利用規約を盾に取られてどうにもなりませんでした。
利用規約にはちゃんと書いてあったんです。業者の必要に応じて換金率を変えられるって…」
私はすぐに業者の利用規約を確認してみました。
ホームページの一番下に、非常に小さな文字で「利用規約」というリンクがありました。
利用規約を見ていくと、第6条には、
「弊社の換金率は、告知せず変更することがあります。買取価格が表記の通りにならないこともありますので、予めご了承ください」
とあり、第10条には、
「アマゾンギフト買取代金の送金の際の額面は、弊社が換金できると判断させて頂いた額面の2割以上となります」
と書かれていました。
つまり、業者Aは利用規約に沿った方法で行っていたのです。
とはいえ、利用規約の場所が分かりにくいこと、例外的な換金率を簡単に適用していることなどから、訴えれば賠償金を取れるレベルの話でしょう。
利用者に何も告げずに換金率を引き下げているのも、非常に悪質です。
利用規約を盾に取られれば、何も言えなくなる利用者は多いものです。
確認しない自分が悪かったと思い込んでしまうからです。
訴えれば勝てるでしょうが、訴えるための時間と労力を費やすよりは、だまし取られた数万円に目をつぶる方が合理的でもあります。
このような業者は、実在します。
皆さんも、クレジットカード現金化業者を利用する際には、十分気を付けてください。
アマゾンギフト買取業者は避け、通常の業者を利用した方が安全性が高くなります。
また、アマゾンギフトならば、自分でネットオークションなどを通して売ることもできますから、そちらを利用した方が良いともいえます。