【必須】クレジットカード現金化、かかる手数料を理解しよう
クレジットカード現金化の際には、色々な手数料がかかるものです。
初めから手数料を差し引いて換金率を公表している業者もあれば、公表した換金率からさらに手数料を引くという業者もあります。
悪質業者は後者の流れを採っていることが多く、結果的にかなり低い換金率で現金化が行われることもあります。
悪質業者の手口に乗らないためには、手数料について正しい知識を身に着けることが大切です。
クレジットカード現金化とは
緊急でお金が必要になり、消費者金融などからも借りられない場合、資金調達の手段として考えられるのはクレジットカード現金化くらいのものでしょう。
クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を使って現金を得るものです。
したがって、消費者金融から借りられない事情(例えば金融事故を起こしていて審査に通らない、総量規制の限度額まで借りているなど)の人でも、自分名義でショッピング枠に余裕があるクレジットカードさえ持っていれば、現金を得ることができます。
クレジットカード現金化の方法には、主に買取方式もしくはキャッシュバック方式の二種類が利用されます。
最近ではこれら以外の方法も出てきていますが、まだまだこの二種類のいずれかによって現金化することが多く、キャッシュバック方式を提供する現金化業者が多くなっています。
買取方式とは、クレジットカードで購入した商品を現金化業者によって買い取ってもらうことによって現金を得る方法です。
正直な換金率で運営をしているクレカ現金化業者
すなわち、現金化業者が指定した商品をクレジットカード決済で購入し、それを現金化業者に買い取ってもらいます。
現金化業者は、さらにこれを専門の業者に売ることで利益を得ています。
キャッシュバック方式は、現金化業者が提供するキャッシュバック特典付き商品をクレジットカード決済で購入し、キャッシュバック相当分の現金を得るという方法です。
最近はこのキャッシュバック方式が主流となっています。
換金率と手数料の関係
キャッシュバック方式の現金化業者のホームページには、換金率が記載されています。
利用金額に応じた換金率が記載されており、これを見れば手にできる金額を把握することができます。
例えば、10万円の現金化の場合には85%の換金率が適用されるならば、利用者は8万5000円の現金を手にすることができるということです。
しかし、中には悪質業者が多いのがクレジットカード現金化業界の現状です。
悪質業者では利益追求のために色々なごまかしを行なっており、換金率に色々な細工がされていることもあります。
優良業者では、記載されている換金率のまま現金化が行われており、利用額とキャッシュバック額の乖離のなかに色々な手数料が含まれています。
しかし、悪質業者ではホームページに記載されている換金率は手数料を考慮していないものであることがあります。
つまり、利用額に応じた換金率を記載しておきながら、実際にはそこから色々な手数料を差し引くため、実際に受け取れる金額は表記されている換金率よりも低くなってしまうのです。
具体的には、ホームページ上で記載されている換金率よりもさらに10%以上低い金額しか振り込まれないというようなことです。
利用者は想定していた金額よりも少ない現金しか受け取ることができないため、このような悪質業者は避けたいものです。
そこで、本稿では悪質業者の手数料の問題を解説していくこととします。
手数料の問題
クレジットカード現金化を利用する人の多くは、他に金策の手段がなく、唯一考えられる手段としてクレジットカード現金化を利用しています。
そのため、できるだけ多くの現金を手にしたいと思っており、現金化業者を選ぶ際には複数の業者を比較し、より高い換金率に設定している業者を選ぶことになります。
近年、クレジットカード現金化業界では業者の数が非常に多くなってきているため、各業者は他社よりできるだけ高い換金率に設定することで利用者獲得を目指しています。
中には、他社よりかなり高い換金率に設定している業者もあり、そのような業者を選ぶ利用者は多いものです。
しかし、他社と比較してあまりにも高い換金率に設定している業者は、悪質業者である可能性が高いため要注意です。
冷静に考えてみれば、高すぎる換金率設定のおかしさがよく分かります。
真っ当な業者であれば、換金率をそのまま適用して現金化を行います。
例えば、10万円の利用に対して85%の換金率を適用する業者は、利用者に8万5000円を渡すことになりますが、この時上澄みの1万5000円には決済手数料などの様々な手数料が含まれているため、小口の利用者にはどうしても80~85%程度の換金率になるのは仕方がありません。しかし、中には小口の利用で95%などのかなり高い換金率を設定している業者があります。
一般的な取引と同様に考えると、10万円の利用に対して9万5000円が得られることとなりますが、これでは業者の利益はかなり小さくなってしまいます。
現金化事業は慈善事業ではありませんから、このような高換金率はあり得ません。
実際には、95%の換金率から色々な名目で費用を差し引かれることになります。
95%の換金率に加えて、決済手数料15%、配送料5%、消費税8%、振込手数料2%を差し引き、結果的に65%の現金を振り込むというようなことです。
利用者は、当初9万5000円を受け取れると思っていたにも関わらず、実際には6万5000円しか受け取れないことになります。
しかし、利用者の中にはクレジットカード現金化を初めて利用するという人も多く、またクレジットカード現金化が普通の方法ではないという認識があるため、想定より少ない現金しか受け取れないとしてもそれほど疑いを抱きません。
また、すぐにでも現金を必要とし、切羽詰っている状況に置かれていることもあり、理不尽な対応を受けてもありがたいとさえ思ってしまうのです。
では、差し引かれる手数料に関してより詳しく見ていきましょう。
決済手数料
まず、クレジットカード現金化の際には決済手数料が差し引かれます。
上記の通り、真っ当な業者では決済手数料を差し引いた換金率を記載しており、悪質業者では記載している換金率から決済手数料を差し引くのが常套手段です。
このように、真っ当な業者であろうとも悪質業者であろうとも、決済手数料の受け取り方が違うだけのことで、クレジットカード現金化に伴って決済手数料は必ず発生します。
クレジットカード現金化業者が現金化を行う際には、キャッシュバック特典付き商品を利用者のクレジットカードで購入してもらうことになります。
つまり、業者側は決済端末でクレジットカードを切る必要があり、この際に手数料を取っており、これがクレジットカード現金化業者の主な利益になっているのです。
また、クレジットカード現金化はグレーな取引であり、法的に問題ないとされているものの、それはクレジットカード現金化に関する法律が整備されていないからこそ問題ないというだけです。
その気になれば違法性を問うことは十分に可能であり、実際に逮捕された現金化業者もあります。
したがって、現金化を商売とするにはリスクは必ず伴うことになるため、決済手数料にはリスク管理のための費用としての意味合いも含まれます。
また、クレジットカードのブランドによって決済手数料が変わることもあります。
ほとんどの人はVisa、Master、JCB、AMEXを利用していると思いますが、JCBとAMEXは業者端末で海外決済をすることになるという理由から決済手数料が高くなることがあるのです。
この理由はそれほど悪くない理由ですが、悪質業者になると全てのカードブランドに対して「お使いのカードですと決済手数料が高くなるため換金率が○%下がります」などと言うこともあります。
決済手数料はクレジットカード現金化業者の収益源となっており正当性もある手数料ですから、決済手数料の存在そのものは問題ではありません。
しかし、ホームページ上で公表する換金率に含まないことによって、利用者が想定していたよりも少ない現金しか受け取れないという点で問題なのです。
配送料
その他の手数料として考えられるのが、配送料です。
キャッシュバック方式のクレジットカード現金化では、キャッシュバック特典付きの商品を購入することで現金化するのですから、購入した商品を受け取るところまでが取引であると言えます。
中には商品を送らずにキャッシュバックを振り込んだ時点で取引終了とする業者もあり、そのような業者ではもちろん配送料も掛かりませんが、普通の取引とは違う流れで行われるためあまり好ましくはありません。
現金化によって、配送料が掛かるか掛からないかの違いがあります。
しかし、配送料が掛からないとしている業者では、配送料は業者負担として差し引かず、その分は実際には換金率を少し低く設定することで対応するなどしているものです。
したがって、実態にかかわらず配送料は掛かっていると考えた方が良いでしょう。
これも決済手数料と同じように、表記されている換金率からさらに配送料として差し引くのであれば問題ということです。
消費税
クレジットカード現金化には、消費税もかかります。
例えば、10万円の利用に対して85%の換金率を適用している現金化に対して、8万5000円欲しいと考えて利用したとします。
この際、実際にクレジットカード決済をする金額は10万円ではありません。
なぜならば、消費税がかかるからです。
購入するキャッシュバック特典付きの商品が10万円であれば、それに8%の消費税がかかって決済金額は10万8000円となります。
つまり、利用者は10万8000円の利用に対して8万5000円の現金を得ることになり、実質的な換金率は85%ではなく約81%となります。
消費税に関してはどの業者でもこのような流れで現金化を行なっているため、どの業者で利用したとしても、実質的な換金率はホームページに記載されている換金率より低くなってしまいます。
このことを「別途消費税がかかります」などと真面目に記載している業者もあれば、何も記載していない業者もあり、記載している業者の方がより安全性が高い業者であるという判断材料になります。
振込手数料
このほか、ほとんどの業者で振込手数料が掛かります。
これは、通常の振り込みでも掛かる手数料であるため、問題はありません。
しかし、明らかに高い振込手数料を徴収している場合もあり、そのような業者は悪質業者です。
《業者えらび》口コミ、換金率、スピードで比較
悪質業者を避けるために
現金化の際には以上のような手数料が掛かります。
ただ、それを考慮したうえで換金率を設定しているのか、設定した換金率からさらに差し引くのか、差し引かれる金額が大きいか小さいかなどには注意すべきです。
たくさんの手数料を差し引かれ、結果的に公表している換金率よりかなり低くなるような悪質業者は避けるべきです。
そのためには、申込みの際に電話口で金額の確認を必ずすることが大切です。
例えば、
と聞くのです。
もし、「手数料が掛かるので、実際には85%以下になります」などと言われたならば、手数料の内訳を聞き、最終的に振り込まれる金額を聞いてみてください。
内訳を聞いた時に納得できる範囲内の手数料であり、最終的に振り込まれる金額にも納得できれば利用するのもよいでしょう。
そして、できるだけ大きく差し引こうと考えているような悪質業者は避けることができます。